2012年02月05日

【サッカー】リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドのPK成功率を、過去の名選手や現役Jリーガーと比較

 1日の試合で、バルセロナのリオネル・メッシがPKを失敗しました。これに関連して、goal.comの国際版が、スペインに来てからのクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシのPK成功率を比較しています。以下の通りです。

Cristiano Ronaldo is better than Lionel Messi ... at least when it comes to taking penalties (goal.com)

クリスティアーノ・ロナウド
24回中23回成功 PK成功率:96%

リオネル・メッシ
27回中20回成功 PK成功率:74%

 何かと比較される両者ですが、PKに関してはクリスティアーノ・ロナウドに軍配が挙がるようです。

 それでは、彼らのPK成功率を他の選手と比べるとどうなのでしょうか?少し古いデータですが、ブラウン大学の経済学教授であるIgnacio Palacios-Huerta氏が、1995年9月から2000年6月にかけて、欧州サッカーにおけるPK成功率を調査したことがあります(Profrssionals Play Minimax)。それによると、1417回のPKにおいて、全体の成功率は80.1%だった、とのことです。この平均値と比べると、クリスティアーノ・ロナウドは極めて優秀なPKキッカーであり、リオネル・メッシはPKに関しては平均以下ということになります。

 また、Ignacio Palacios-Huerta氏は、当時の3大リーグ(イタリア、スペイン、イングランド)で調査期間中に30回以上PKを蹴った選手22人について、それぞれのPK成功率を発表しています。そのランキングは以下の通りです。

1位 ガイスカ・メンディエタ 
91.2% 34回中31回成功

2位タイ ジュニーニョ・パウリスタ 
90.6% 32回中29回成功

2位タイ アレッサンドロ・デル・ピエロ 
90.6% 32回中29回成功

4位 ガブリエル・バティストゥータ 
90.3% 31回中28回成功

5位 デニス・ベルカンプ 
89.5% 38回中34回成功

6位 エンリコ・キエーザ 
86.7% 30回中26回成功

7位 リュポスラフ・ペネフ 
85% 40回中34回成功

8位 ダヴォル・シュケル 
82.6% 46回中38回成功

9位 カターニャ 
82.1% 39回中32回成功

10位タイ シニシャ・ミハイロビッチ 
81.6% 38回中31回成功

10位タイ ロベルト・バッジョ 
81.6% 38回中31回成功

12位 アイトール・ララサバル 
81.0% 42回中34回成功

13位 アラン・シアラー 
80.6% 31回中25回成功

14位 マヌエル・ルイ・コスタ 
80.5% 41回中33回成功

15位タイ リバウド 
80% 35回中28回成功

15位タイ フィニディ・ジョージ 
80% 40回中32回成功

15位タイ アンデル・ガリタノ 
80% 30回中24回成功

18位 ドノスティ 
77.5% 40回中31回成功

19位 マルシオ・アモローゾ 
77.1% 35回中27回成功

20位タイ ジュゼッペ・シニョーリ 
75% 36回中27回成功

20位タイ ジネディーヌ・ジダン 
75% 40回中30回成功

22位 フェルナンド・イエロ 
72.5% 40回中29回成功


 当時の22人と比較しても、クリスティアーノ・ロナウドはダントツのPK成功率を誇ります。一方のリオネル・メッシは21位相当ということで、やはりPKに関してはいまいちの模様。ただ、当時のサッカー界を代表する存在であったジネディーヌ・ジダンもPK成功率75%ということで、PKはあまり得意でなかったようです。

 今度は、Jリーグに目を向けてみましょう。2007年から2011年のJ1において5回以上PKを蹴った選手の成功率ランキングは以下の通りです。(データはこちらのものを利用させて頂きました。)

1位タイ 藤本淳吾 
100% 10回中10回成功

1位タイ ケネディ
100% 9回中9回成功

1位タイ ディエゴ
100% 7回中7回成功

1位タイ ポンテ
100% 6回中6回成功

1位タイ リャン・ヨンギ
100% 5回中5回成功

6位 エジミウソン
88.9% 9回中8回成功

7位 ウェズレイ
83.3% 6回中5回成功

8位 大久保嘉人
81.8% 11回中9回成功

9位タイ パウリーニョ
80% 5回中4回成功

9位タイ ジウシーニョ
80% 5回中4回成功

11位 遠藤保仁 
76.9% 13回中10回成功

12位 前田遼一
66.7% 6回中4回成功

13位 ジュニーニョ
62.5% 8回中5回成功

14位タイ マルキーニョス
60% 5回中3回成功

14位タイ 玉田圭司
60% 5回中3回成功

16位 小笠原満男
55.6% 9回中5回成功


 分母が少ないとは言え、PK成功率100%の選手が5人もいました。なお、Jリーグ全体では、280回中221回でPKが成功し、成功率は78.9%でした。先ほどの欧州の調査では成功率80.1%でしたので、あまり変わらないといえるでしょう。

 なお、Ignacio Palacios-Huerta氏は、当時の3大リーグ(イタリア、スペイン、イングランド)で調査期間中に30回以上PKを守ったGK20人についても、それぞれのPK阻止率を発表しています。そのランキングは以下の通りです。

1位 マッシモ・タイービ 
27.3% 33回中9回ストップ

2位 ピエールルイージ・ブリーヴィオ 
26.7% 30回中8回ストップ

3位 イマノル・エチェベリア
26.2% 42回中11回ストップ
 
4位 ピーター・シュマイケル
23.5% 34回中8回ストップ

5位 アントニオ・プラッツ・クベラ
22.2% 36回中6回ストップ

6位タイ フランシスコ・モリーナ
21.6% 37回中8回ストップ

6位タイ アルベルト
21.6% 37回中8回ストップ

8位タイ ボグダン・ステレア
21.4% 42回中9回ストップ

8位タイ フアンミ
21.4% 42回中9回ストップ

10位 セサル・サンチェス
21.1% 38回中8回ストップ

11位 サンティアゴ・カニサレス
20.6% 34回中7回ストップ

12位タイ ジャンルカ・パリューカ
20% 40回中8回ストップ

12位タイ リシャール・ドゥトルエル
20% 40回中8回ストップ

14位 エステバン
19.4% 36回中7回ストップ

15位 アンドレア・マッツァンティーニ
18.8% 32回中6回ストップ

16位 ジャンルイジ・ブッフォン
16.7% 30回中5回ストップ

17位 セバージョス
16% 30回中5回ストップ

18位 デビッド・シーマン
15.9% 44回中7回ストップ

19位 アンジェロ・ペルッツィ
15% 40回中6回ストップ

20位 フランチェスコ・トルド
10.8% 37回中4回ストップ


 キーパーによって、PK阻止率に大きな差があることがわかります。ピーター・シュマイケルは史上最高クラスのGKと名高いですが、PKも得意だったようです。

posted by スポ館 at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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