2013年01月19日

【野球】米メディア「今回もWBC米国代表は二流。選手もファンも無関心」

 今年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた米国代表の暫定登録メンバーが17日に発表されました。これを受けて、米国スポーツサイトCBS Sportsが、「選手もファンも無関心。米国代表を見れば、WBCが発展途上だと分かる。」という記事を掲載しています。その内容は、以下の通りです。

Players, fans don't care, and Team USA shows WBC has yet to grow (CBS Sports)

 ファンがWBCに興味を持てば、一流選手たちも出場するだろう。あるいは、一流選手たちが出場すれば、ファンも関心を示すだろう。

 しかし、実際には、一流選手は出場しないし、ファンも関心を持っていない。木曜日にアメリカ代表メンバーが発表されたが、これで分かったことといえば、当分の間はWBCは二流のイベントで在り続けるだろう、ということだ。

 いや、二流というのは、さすがに言いすぎかもしれない。WBCを選手に例えるのならば、有望株であるにもかかわらず、そのポテンシャルに気が付かれないまま日々を過ごしている可哀想な存在のようなものだろう。

 WBCはいつか、球界を彩る4年に1度の偉大な祭典になるかもしれない。だが今は、平均的なアメリカ人ファンからすれば、全く重要ではない奇妙なイベントに過ぎない。その結果、アメリカ代表にマイク・トラウトの代わりにシェーン・ビクトリーノが選ばれても誰も気にも留めない。(訳者注:実力的には、トラウトの方がビクトリーノよりもはるかに上です。)バスター・ポージーの代わりにJ.P.アレンシビアが選ばれても気にしないし、ジャスティン・バーランダーの代わりにライアン・ボーグルソンが選ばれても気にしないし、デビッド・プライスの代わりにデレク・ホランドが選ばれても気にしないのだ。

 たとえWBCが二流の大会ではないにしても、アメリカ代表は間違いなく二流である。

 マイク・トラウトの代理人を務めるクレイグ・ランディスは、ロサンゼンルス・タイムズ紙に対して、「トラウトは、いつも通りにスプリング・トレーニングで準備したいだけだ。」と語った。

 トラウトが所属するエンゼルスは、彼の判断に満足しているはずだ。エンゼルスのファンも満足しているはずである。

 さらに言えば、エンゼルス以外を応援しているアメリカ人ファンは、そもそもトラウトが代表を辞退したことすら知らない人がほとんどだろう。

 ファンを責めることは出来ない。ファンの想像力をかき立てて、彼らの愛国心に訴えかけることは、球界側の仕事である。

 一方で、選手を責めることも出来ない。アメリカのファンたちが、大事なのはメジャーリーグのシーズンだけだと信じている以上、選手だって同様に考えるだろう。

 出場を決めた選手たちもいる。その一人であるビクトリーノは、スゴいやる気らしい。他にも、ライアン・ブラウン、デビッド・ライト、ジャンカルロ・スタントンといった選手たちが、アメリカ代表メンバーに入った。

 だが、昨シーズンにMVP、サイ・ヤング賞、新人王を獲得したアメリカ人選手5人(バスター・ポージー、デビッド・プライス、マイク・トラウト、ブライス・ハーパー、R.A.ディッキー)のうち、アメリカ代表に入ったのはディッキーだけだ。アメリカのトップ選手12人前後のうち、代表入りするのは2,3人程度だろう。

 確かに、他国はアメリカよりも大物が出場している。確かに、他国ではWBCはもっと注目されている。ベネズエラのファンたちは、チームが勝ち進むためには、エース投手のフェリックス・ヘルナンデスをファースト・ラウンドのどの試合で先発させるべきかについて、すでに論争を開始している。

 これらは好ましいことだ。しかし、アメリカが興味を持たない限り、WBCは成長しない。むしろ、アメリカが興味を持たないと、WBCが無くなってしまうかもしれない。

 それなのに、いまだにアメリカではWBCに対する関心が高まらないのである。

 開催時期の問題なのだろうか?それが一因であるのは確かだろう。スプリング・トレーニングの時期に行うのは、理想的とは言えない。しかし、他に理想的な時期があるわけでもない。

 もしもWBCが本当に注目されていれば、たとえいつ開催されようと、選手たちは出場したいはずだ。ファンだって、真夜中に起きてでも試合を観戦するだろう。以前に日韓ワールドカップが開催されたときには、アメリカのサッカーファンたちは夜中に熱狂したものだ。

 「今大会はまだ3回目だよ」ということを、木曜日に友人が私に教えてくれた。確かに、たったの3回目であることは事実だ。しかし、アメリカ代表が発表されても興味を示したり、議論したりする人がいないのを見ると、7年前の第1回大会のときから何も成長していないことが感じられる。

 私は、皆にWBCへの興味を持って貰いたい。WBCというアイディアは大好きだ。今でも変わらずに大好きなアイディアだ。

 だが、WBCは「大きなポテンシャルを秘めたナイスアイディア」という段階のまま、アメリカでは進歩していないのである。

 現状では、私たちは関心を持っていないままなのだ。

posted by スポ館 at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB/NPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。